krea2 style reference は、Ostris氏が公開したKrea 2 Turbo用のスタイル参照LoRAです。参照画像の被写体をそのまま編集する用途ではなく、色使い、画材感、質感、照明、描画処理などを、新しく生成する画像へ反映させます。Krea 2 Turbo INT8 ConvRotモデルを使う公式テンプレートです。
AI Toolkitの実験的なKrea 2参照画像トレーナーで学習され、作者によると数千組の手作業で選別したスタイルペアを使用し、1~2枚の参照画像を扱えるよう訓練されています。トリガーワードは不要です。
入力画像


出力画像


INT8 平均13秒
FP8 平均20秒
参照画像を処理する仕組み
参照画像は2つの経路でKrea 2へ渡されます。
- Qwen3-VLによる視覚理解
参照画像をQwen3-VLへ入力し、画像のスタイルや視覚的特徴をテキストConditioningへ組み込みます。 - VAE Latentによる画像参照
参照画像をQwen Image VAEでLatentへ変換し、生成対象の画像トークンとは別の参照トークンとしてモデルへ渡します。
ComfyUI公式テンプレート

2026年7月22日に、ComfyUIの公式テンプレートとして Krea 2 Turbo INT8 Image Style Reference が追加されました。
現在のテンプレートはComfyUI Coreのノードで構成されており、初期公開時に案内されていたComfyUI-Krea2-Ostris-Editを別途導入する構成とは異なります。主な参照処理には、ComfyUI 0.28のTextEncodeQwenImageEditPlusと、マルチ参照用のFluxKontextMultiReferenceLatentMethodが使われています。
必要なファイルは4つです。
krea2_turbo_int8_convrot.safetensorsqwen3vl_4b_fp8_scaled.safetensorsqwen_image_vae.safetensorskrea2_style_reference.safetensors
公式テンプレートは、これらをdiffusion_models、text_encoders、vae、lorasへ配置する構成です。
公式テンプレートの設定
テンプレートの基本設定は次の内容です。
- Krea 2 Turbo INT8 ConvRot
- 8ステップ
- CFG 1
- Euler
- Simple
- LoRA強度 1.0
- 参照画像1枚
- 出力サイズはResolution Selectorで指定
- プロンプト拡張機能はON/OFF可能
prompt_enhance(プロンプト拡張)を有効にすると、Qwen3-VLのTextGenerateを使って入力文を画像生成向けに整えてからKrea 2へ渡します。初期状態では拡張は無効です。

(prompt_enhanceをtrue、初期状態でバイパスされていたGet Image Sizeを接続して生成)
作者のLoRA自体は1~2枚参照を想定しています。現在の公式テンプレートの表側に出ている入力欄は1枚ですが、サブグラフ内のTextEncodeQwenImageEditPlusには3枚まで入力端子があります。

参照画像の影響範囲
狙っているのはスタイルですが、参照画像に含まれる次の要素も生成結果へ入り込むことがあります。
- 構図
- 被写体の向き
- 背景の密度
- 特徴的な衣装
- 配色
- 画面内の大きな形
そのため、純粋な画風だけを移したい場合は、被写体や構図が強すぎない参照画像の方が扱いやすくなります。LoRA強度を下げると参照スタイルの影響が弱まり、上げるとスタイルだけでなく構図やモチーフまで引っ張られやすくなります。
現在の位置づけ
現時点での大きな変化は、LoRAの新バージョンではなく、ComfyUI公式テンプレートへの採用です。
初期公開時はOstris氏のカスタムノードと専用ワークフローを使う形でしたが、現在はComfyUI 0.28のCoreノードとINT8 ConvRotモデルを使う公式テンプレートが用意されています。LoRA本体の内容は従来と同じで、導入方法とワークフロー構成が公式側に整理された更新です。

